LDKにするか、L+DKというのは、台所が独立してあるか、リビングと繋がっているかです。
今の新築分譲では100%がLDKで、ほぼキッチンは対面式になっていますが、これはつまり来客があった場合、キッチンも常に見られる存在になるということです。
オール電化というものは、安い深夜電力で湯を沸かし、光熱費を削減するというものですが、つまりは、ガスを無くして電気に一本化にする事なので、キッチンのガスコンロを止め、IHクッキングヒーター(以下IH)にする必要があります。
意味合いとしては、調理する際ですが、ガスは燃えると二酸化炭素と水になりますが、IHは電気で発熱するだけですので、部屋に放出される水分=臭いは少ないと言えますのでLDKの間取りでは検討されてもいいと思います。
実際、今の新築分譲の対面式キッチンの間取りでは、ほぼ9割以上がオール電化です。
収納については、キッチンだけでなく、キッチンまわりの食器棚や家電収納、ゴミ箱の配置や、食材や調理器具の置き場所がいるかなどが検討されているかです。
またキッチンは、「全くの手作り」「セミオーダーのシステムキッチン」「大手メーカーのシステムキッチン」の3つがありますが、当社として対応できるのは、「セミオーダーのシステムキッチン」「大手メーカーのシステムキッチン」の2つです。
これは、キッチンというのは、色々な大手メーカーが毎年のように新製品を開発し、競争をくりひろげているものなので、その金物1つまで考えられた設計理論の蓄積は、真似が出来ないものと考えています。
建物の中央にあった台所を、窓のある明るい部屋に移動させたリフォームです。
明るく臭いのこもらないキッチンになっただけでなく、壁一面に巾が3m(家電収納含まず)もあるI型のキッチンを設置しました。通常の住宅に設置されるキッチンは巾2.55mのキッチンを当たり前のように提案されることが多いですが、リフォームの際は自由に選ぶことが出来ます。
狭い巾の台所からのフォームです。換気扇が小さく調理の際に結露気味の部屋でした。
リフォーム内容としては、勝手口を移動し、キッチンの巾を稼ぎ、レンジフードを設置し、熱源をガスからIHに変更しました。ガスは燃えたときに二酸化炭素と水を発生させますが、IHは電気で熱するため発生がありませんので結露防止にもなります。他は構造体に影響の無い間仕切り壁に壁面収納を造作し、収納スペースを稼いでいます。
構造的に可能でしたので、台所と居間をつなぎLDKにし、外壁面に面したI型キッチンを対面式のキッチンに変えたリフォームです。対面のリビングの壁には杉の羽目板が張られており、美しいだけでなく木には調湿効果がありますので結露防止にもなっています。